2017年12月
2017年12月31日
上諏訪温泉、ホテル鷺の湯
屋内に日本庭園がある立派な旅館です
少しぬるめの露天風呂が最高でした♡
諏訪湖に来た理由?
それは、うなぎを食べに来たのです
鰻の名産地といえば、静岡浜松や愛知一色町
が思い浮かびますが、ここ長野諏訪湖も昔から
岡谷の鰻で有名なのです
天竜川は遠く海につながっているんですね
「うなぎ小林」の特特重
まるでステーキのような厚み☆
あらゆるランキングで一位を獲得する名店
って、本当はうなぎを食べるためだけに来たのでは
ありません💦
そうです、岡谷ジャンクションから付知峡に向かい
木曽石の仕入れにやって来ました
今回の庭づくりは都内一等地の豪邸
まるでマンションのような、「豪の家」です
隣接する某国大使館から大量の枯れ葉が
降り注いで来るので、ほったらかしでも
手のかからない庭を目指します
石の搬入は、一個一個大切に手運びで
窓ガラス等にも気を付けながら所狭しと
石を運んで行きますが、毎回ご施主さま
には「なるべく石を見ないで」と言います
並べただけの石はただの石コロだから・・
そう、庭園家が組んで初めて命が吹き込まれる
のです
すっかり冬樹社長の代名詞として定着した
木曽石ゴロタの園路
落ち葉との相性はバツグンと言えますね
柔らかく日陰を好むハイノキの株立ちを植えました
徐々に植栽を増やし、杜の小径のような
石畳みが見え隠れするような、より自然
とマッチィングした雰囲気にしていきます
たとえばリスと遊べるような
こちらは岐阜の美濃石
厚みのある石畳のテラスになりました
朴訥としたなかにも垢抜けた品位が感じられます
そしてこちらはよくある大きな石をただ並べただけ的な💀
豪の家に、「こだわりのない石組」は似合わない
石を撤去するのは大変な費用もかかりますので・・
既存の石はそのままに、ゴロタ石を組んでリメーク
常緑のグラス系など宿根草を中心とした
これまた手のかからない「ほったらかし花壇」
へと変身させました
黄色みを強調したのは、カレックスオシメンシスエヴァリロ
やユーホルビアゴールデンレインボー、グランドカバーに
最適な耐寒性多年草です
パープルブラウンの葉がユニークなストロビランテスブルネッテー
あっ、なんかオペラ歌手の名前みたいで、すぐには覚えられない
ですね
花が可愛いミューレンベルギアピンクミューリーやグロッソラベンダー
などなど
デッドだった空間が精神性の高いオブジェに
石畳園路とテラスもドッキングして来年の
二期工事が楽しみです (●´ω`●)
今年も残りわずかとなりました
忙しないなかでもクリエイティブな仕事をしている以上
心の豊かさだけは大切にして行きたいですね
温泉にでもつかりながらゆっくり庭のアイデアを
練りたいものです
fuyukitabata at 22:56│コメント(6)│