2012年08月

2012年08月29日

nepenntesu

愛犬カニーヘンダックスのことを食べようとしているのは、
巨大食虫植物、ネペンテス・ミランダ(Nepenthes Mirand)。
大きい捕虫袋は30センチを超えてきます。
以前何かの本で、ネペンテスの袋に落ちたネズミ
の写真を見たことがあります。

恐るべし。


さて話変わって、探し求めていたものが
やっと見つかりました。
骨董品の餅つき石臼(つきうす)。
質の良い岡崎御影石で、かなり時代ものっています。
しかも、同じ感じのものがふたつ。

今回、同じ感じの臼を水鉢にした二つの「つくばい」を
まったく違った意匠で創りました。

夕焼け小焼け

 ♪夕やけ小やけで 日が暮れて~

山のお寺

そういうことか。
東京都八王子市上恩方町。
童謡夕やけ小やけの作詞者、中村雨紅の
故郷なんです。

まずは最初の邸宅。

臼水鉢11

素晴らしい「つき臼」が映えるように千本格子
を建てました。
「秘すれば花なり」
見え隠れこそ、和の風情の真骨頂かと。


既存水道

ちなみに古びた水道もリフォームします。

立水栓

既存の立水栓を生かし、少し手を加えただけ。
これなら予算も少なくて済みますよ。

石臼つくばい1

そして、つくばいの完成です。
昔、長野の松本市で仕事をしていたときに
石ひき臼蕎麦屋の御主人から聞いたことが
あります。
「石臼は身が擦り減るまで人の為に役に立ち、
身を引いた後も、庭石として人の為に喜んでいる」
とか。

さて、

もうひとつの石臼は山梨県上野原市に嫁ぎました。

水鉢臼2

「鉢かまち」という石で手水鉢を囲う伝統的な技法。
前石、手燭石、湯桶石などの役石は元来茶事の
ための、精神的な修養の意味があります。

臼石完成2

植栽は作法。作法とは心。
心とは、「とらわれない」こと。
蹲(つくばい)にメダカが泳いでいたってOKなのです。

石臼水鉢完成

すっきりとした品があり、経年変化が楽しみです。

思いがけず、現場で造形作家の高橋政行氏と
御一緒に仕事をさせていただきました。

芸術家まさ氏

あの「緑のラブレター」で有名な芸術家で、年齢は社長より
ひと周り上なんです。
大御所ですよ。
それにしても隣の冬樹庭園デザイナーの態度のおおきいこと・・

恐るべし。



冬樹社長fuyukitabata at 00:07│コメント(3)トラックバック(0)

2012年08月25日

アルケミーグッズ

アルケミーグッズ(alchemy goods)のバッグ。
ついに手に入れました。
廃車になった車のシートベルトや古タイヤ等を
リサイクルして作られた、なんともエコなカバン。

すべての商品は、アメリカ・シアトルにある工房で
手作りされているため、なかなか手に入らないレアな
やつなのです。

パンク修理

マニア感涙、タイヤのパンクの修理あと。
このラフな感じが、「ワイルドだぜえ」

AG社長の、Eli Reich氏からサイン入りの手紙が
入っていました。
 「~このバックを所有することで ほんの少しですが
 地球の天然資源の消費を制限する手助けをしています
 この小さいジェスチャーが将来に大きな差を作るのです~」

 ・・・うん。


ロードストーン

さて、それなら庭づくりもエコで行きましょか。
今回、使うのは北欧の道路で石畳として使われていた
サイコロのような花崗岩。
石を大事にするヨーロッパでは何百年もリサイクルしながら
様々利用するため、最後はこんなに小さくなってしまうのだとか。
歴史の重みをかんじますね。

石組み直し

おじいちゃんが昔作ってもらった石の庭。
現代にあうように、一部石組を直していきます。
外した石は、駐車場に降りる階段に利用しました。
リサイクルですね。

スクエア

サイコロ、社長はロードストーンと呼んでいますが、
ランダムに据えていきます。

サイコロ石畳

手前は黒御影石の三丁掛け。
花壇は木曽石ごろた積みで。


別の邸宅でも使用しました。

ロードステップ

玄関のスッテップに。
アプローチはもちろん石畳です。

牧里

シンプルな感じが、家の雰囲気とよく調和します。
それにしても、
こだわりの石の庭。
すべて社長手作りなので、着工をお待ち頂いている
お客様には、本当にご苦労をおかけしております。



冬樹社長fuyukitabata at 22:41│コメント(2)トラックバック(0)

2012年08月09日

根羽村

長野県最南端にある根羽村。
ついに、来ることができました。

ワンワンと鳴く、伝説のカエルが棲息しているんです。
さっそく探してみましょう。

熊出没

とはいえ、何処に行けば会えるのやら。
突然、民家の軒先から大きな生き物が・・
「熊?!」 かと思いきや、天然記念物のカモシカでした。
もののけ姫がつけているような、魔除けのお面みたいな
顔をしているんですね、カモシカって。

DSCN6802

根羽村といえば、月瀬の杉。
巨木すぎてカメラに収まらない。
どれくらい大きいかというと・・

でか杉

これが本当の、でか杉です。

駐車場には馬もいました。

場馬車

本州唯一の日本在来種の木曽馬ですな。
短足胴長なので、横への踏ん張りがきいて、
山の斜面の移動も苦にしないのです。

社長はというと、3tトラックに今朝仕入れた石を満載。
これで峠道をノロノロと走ってきました。
オーバーヒート寸前ですが、「虎穴に入らずんば蛙を得ず」
というじゃないですか。

茶臼山

そして辿り着いたのが茶臼山高原。
最近、パワースポットとして注目度急上昇中だそうです。

茶臼山の形が風水的に金運開運の形をしていることや、
武田信玄が開発した津具金山に近いこともあって
ご利益があるとクチコミで話題になっているとか。

磁気測定器の測定では、国土地理院発表の標準値より
2割強い磁気が発生しているそうな。

かえる館

茶臼山高原にそれはありました。カエル館。
大勢のテレビ取材が訪れて来るそうです。

ワンワン蛙

ついに、ご対面。
ワンワン蛙こと、ネバタゴガエル。
可愛いなあ。

残念ながら鳴いてはくれなかったのですが、VTRで繁殖期の
5月に鳴いている映像を視ることができました。
本当に犬のように鳴くんですね。ビックリです。

カエル館から山頂に向かう途中には、茶臼山最強のパワーストーン
があるんです。
館長さんの話では、4人に3人は、手のひらや指先にビリビリを
実感でき、さらに上級者になると、さらなる超常現象を体感できる
というじゃないですか。

石には一家訓の拘りがある社長ですから、もちろん行ってみました。
但し、霊感は「0感」といわれるほど、まったくないですよ。

パワースポット

こう書くと誤解されそうですが、(零感ですよ)
手を近づけた瞬間にその大きな石が動き出すのがわかりました。
慌てて石の上に腰かけると、そのまま空飛ぶ絨毯のように
浮かび上がるではありませんか。(ゼロ感ですよ)


最近仕事が忙しくて、耳鳴りに目眩までする社長ですが・・
それとも上級者(?)なのかも。
遥々、長野県最南端の山奥に来ての、不思議体験でした。



冬樹社長fuyukitabata at 23:40│コメント(3)トラックバック(0)