2011年11月

2011年11月28日

霜月も、もう過ぎようとしています。
霜月は読んで如し、霜の降る月の略ですが、
凋む月(しぼむつき)が訛ったとする説もありますね。
凋む月なんて、なんか風流だと思いませんか。


駐車con

さて、中旬から着工した庭工事。
駐車場のコンクリート打設のひとコマ。
con厚130㎜。象が踏んでも壊れない (古っ)。

フェンス

アルミフェンス設置。
社長は駐車場の上框に小舗石(ピンコロ)敷設。

ぴんころ

少しでも石が入るとファサードの雰囲気がグッと変わりますね。

石選択

門から玄関アプローチは厚い石を組み合わせていきます。
タイルかインターロッキングが希望だった施主さんを説き伏せての
社長オリジナル六角石施工です。

石工

石を組んでいる時の社長は、いい顔しています。
自分で云うのもなんですが、だれも云ってくれないし。

石畳

石は濡れるとシブく(濃く)なります。
天候や経年によっても、いろいろな変化を見せてくれますよ。
モダンな門扉との取り合わせも斬新でしょう。

階段

レンガ壁の絶妙アール。そして重厚感。
階段も石の割り肌は、滑らず安心感があります。
やさしい草花との組み合わせが、石の堅さを和らげるかのよう。

皆さんそうなんですが、最初は石に難色を示していた
施主さんも、出来あがってみると大喜びです。

でも本当に良くなるのは、年代が立てば立つほど。
さらに愛着が深く沸いてくると思います。


さて、アート茶会、野山で野点もあっという間に終わって
しまいましたが。

舞台

ステージ会場の日本庭園は、周囲の要望で、週末の
エレマ (ふじのアート・ヴィレッジのエレファントマーケット)
まで残してありました。でも、ついに昨夜一気に撤去しました。

まあ、ほとんどは里山ガーデンアートBotaの前に移動
したようなもんですけどね。

bota


振り返れば、霜月は何時にも増して
本当に忙しかった・・・

過労

燃え尽きて、凋む社長 (只今居眠り中)



冬樹社長fuyukitabata at 23:12│コメント(6)トラックバック(0)

2011年11月25日

超ハードスケジュールのなか、アート茶会を開催しました。
お天気に恵まれ、おかげさまで大盛況でした。

まずは会場づくりから。

準備

豊臣秀吉の太閤一夜城は石垣山(小田原市)ですが、
社長の会場づくりは、まさにアート・ヴィレッジの一夜城。
結局一日も仕事をオフに出来ず、得意の深夜作業に
及びました。

灯篭一夜

午前0時。
秘伝、社長の五尺春日灯籠の一人人力建込み。
良い子の職人さんは絶対に真似をしないで下さい。

夜おどし

午前3時。
鹿脅し完成。びしょ濡れに震えました。
夜中の冷え込みを計算に入れていませんでした。

看板

午前6時。
あわてて受付に立てる看板を製作。
先日の台風の倒木を利用しました。


11月23日 勤労感謝の日、いよいよ本番です。

音楽

日本庭園がそのままライブステージに。
例の琴も使いましたよ。

野点

百花繚乱。お茶席は着物美人でいっぱいです。

着物

いずれ菖蒲か杜若。
里山ガーデンアートBota前にて。
左がお茶会の亭主、ガーデンデザイナー田畑美穂。

坪庭p

そして社長の爆笑ライブ。
坪庭パフォーマンス!

遠くからお出かけくださいましたお客様。
ありがとうございました。
そしてスタッフの皆様。
お疲れ様でした。

羽織

黒子の拍子木で登場した社長が、花道を練り歩いた時に
着ていた羽織は、百年前に御先祖様が仕立てた結城紬
でした。
これが本当の孫(馬子)にも衣装。



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2011年11月13日

野点

 ~11・23 野山で野点~ 開催まであと10日です。
仕事が山積してるなか、準備は死ぬほど過密スケジュールに
なりそうです。

そんなわけで、お茶会といえば抹茶碗。

抹茶碗

これは社長がとても気に入っている愛用の一品。

山が見える

釉薬の溶け具合が雲海と連なる山の景色を連想させます。
先日訪ねてきた客人が、甚くこの茶碗に心惹かれました。
そして是非譲って欲しい、「片手」でどうかと謂われます。
・・・5万?・・・50万?
・・・まさか500万?!

「とんだ見立て違いの下手物(ゲテモノ)ですよ。
とても貴兄がお持ちになるような品ではないです。」と、
やんわりと諦めて貰いました。

なぜなら、これは数年前に静岡の骨董屋で500円で買ったのです。
まあ、「片手」であることには間違いないのですが・・・

しかし、物の価値はあってないようなもの。
誰かが五百万で買えば、五百万なんですよね。
でも本当に良いモノは、値段だけで判断してはだめなんでしょうなあ。


外構工事


今週から着工した庭工事。
冬樹庭園は、「確かな技術を低予算で」 がキャッチフレーズ。
本当に良いモノを、そして人に愛される庭を懸命に創ることが、
社長の生き甲斐です。


冬樹社長fuyukitabata at 00:54│コメント(2)トラックバック(0)

2011年11月06日

いつも薀蓄(ウンチク)をだらだら書く社長ですが、
今回は写真中心でいきますよ。

乗り込み

超景色良好の庭、いよいよ乗り込みです。
まずは丸太と竹で、布掛け支柱を組みます。

竹支柱


そして自然風の混植生垣を作っていきます。

植え込み


じつは長いんです。

ロング生垣

広っ!生垣だけで延長約90メートル。
なんと広大なガーデンになることでしょうか・・


さて、大型犬の老犬アレックス。
ついにボケてしまいました。老犬性痴呆症というやつです。

大型犬アレックス

アラスカマラミュートの寿命は8年位といわれていますが、
アレックスは長寿犬で、もう13歳になるんです。

ボケは突然にやって来ました。
自分の名前も、御主人様も忘れてしまったようです。
そして昼と夜が逆転して、夜鳴きをするようになってしまいました。
こうなるともう、部屋のなかに移して介護するしかありませんね。

犬セット

「痴呆になるということは長い間、飼い主と共に暮らしてきた
証なんですよ」 と、獣医さんがおっしゃられました。

まあ、やんちゃもしたけど主人によく尽くしてくれました。
出来るだけのことをしてやるほかないでしょう・・・


冬樹社長fuyukitabata at 19:47│コメント(4)トラックバック(0)

2011年11月04日

ながっ!

琴

御存知、琴です。
長さ180cm、かなり置き場所を取りそうです。
ヴァイオリンやギターみたいに中は空洞なんですね。
話せば長~い理由で、我家にやって来ました。

ゆたん2

「ゆたん」といって、琴を覆うカバー。
着物みたいで見ているだけで楽しいですよ。
こういっちゃなんですが、越中褌みたいなかたちです。

琴は奈良時代に中国から日本に伝わりました。
長い形は磯に横たわる龍になぞられて作られているそうです。
琴の曲は、特に日本人になじみ深い習慣や季節と密着したもの
が多いですね。
お正月の定番「春の海」や、桜が咲く季節に必ず耳にする
「さくらさくら」は有名ですな。
日本の伝統的は音楽は今でも身近にあるのです。

日本庭園と琴

日本庭園と琴のコラボレーションってとこ。
ちょっと置いてみただけなんですが・・・
なんか創作意欲が沸いてきました。
(11・23のショーガーデンで使うかもしれません。)


景色良好の庭

さて、これから創る庭はパノラマ展望、超景色良好の庭です。
フェンスを設置したくないとの意向から、自然な感じの生垣に
することに。

曼珠苑1

早速、イメージの合う材料を求めて、深大寺の曼珠苑へ。
今回は、いろいろな樹木を生垣に取り入れる「混植」に決定。
広大な敷地を、納得いくまで自分の目でトコトン探しまわります。

ベニバナマンサク

ベニバナトキワマンサク。
この材料は樹高が低く、横にはばりがあり、山の展望を生かすには
うってつけな感じです。
銅葉に渋みがあって、混植を引き立たせてくれるでしょう。

落ち着いた山里で、暮らす人の生活のワンシーン。
木漏れ日。風の音。小鳥のさえずり。
頭の中であれこれと想像を廻らせていると、

なぜか琴の曲が浮かんできました。


冬樹社長fuyukitabata at 00:27│コメント(5)トラックバック(0)